不妊治療
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一般的に産婦人科で行われている不妊治療は、排卵誘発剤などの投薬を行いつつ、人工授精や体外受精、顕微授精といった外科的な治療を行う、西洋医学に基づいた治療法です。
 それに対して、漢方や鍼灸などの東洋医学の考え方を用いて妊娠へとつなげる、まったく異なるアプローチ方法もあります。
東洋医学の基本的な考え方は、調子を整えて妊娠しやすい体を作る、“根本治療”と言われるものです。その人の体質に合った漢方薬を服用
し身体の中から改善したり、鍼灸治療で大表への刺激で身体の外から体質を改善して元気で丈夫な卵へと導いていきます。漢方は、無理に排卵を促したり外科的な治療を行わないので、女性の体への負担がなく、自然な形で妊娠できるという利点があります。

まずは体質のチェックから 

漢方を処方するには、まずは体質をチェックする必要があります。
手足が冷えやすい、疲れやすい、貧血やめまいがある、といった、自分の体のクセや症状を普段から意識しておき、問診の際にできるだけ詳しくお伝え下さい。生理の時の痛みや出血の状態なども、重要なチェックポイントです。

全国の鍼灸院では、患者様の自覚症状を聞く問診、脈や腹部を診る切診、舌や姿勢、皮膚の状 態を診る望診、声の大きさや息づかい等を診る聞診それらもとに治療を行うことが多いと思い ますが、当院は、それにプラスして「良導絡自律神経測定」を行い、その結果をもとに総合的 に判断して治療を行い最適な漢方をご提案いたします。

そうすることで、患者様自身でも気がつかないような不調を的確 に見つけ出し、より正確で適切な治療が可能になります。 こうして自律神経測定でわかった不調をピンポイントに治療することで、自律神経のバランス が整い、冷えの改善、睡眠の質の向上、便通改善、生理周期の安定など、様々な効果が期待で き、妊娠力を上げて行きます。

不妊治療に対して漢方が重視するポイント

漢方治療では、体の中の氣・血・水を整えるという点を重視しています。
不妊治療が目的で漢方をお選びする場合は、血の質や血液の流れを良くすること、体のエネルギーを補ったり、エネルギーの通りを良くすること、などにポイントを置いて行います。
さらに、女性の不妊を改善するためには、体の冷えをなくすことが最も重要と考えられていますので、体の中から温める効果のある漢方薬を用います。漢方薬を服用して子宮の温度を上げ、血流を改善することで、卵巣機能が活発になり、元気な卵子でいられるように環境を整え子宮内膜が厚くなりふかふかのベッドが作れるのです。

鍼灸治療で不妊を改善する方法について

鍼灸治療についても、漢方と同じような考え方に基づいて行われます。
鍼を打ったりお灸による体表刺激が脳に伝わり自律神経やホルモンバランスが整うことによって、身体を温め、血行が改善され、体の中の氣•血•水の巡りが改善されます。人が本来持つ自然治癒力、免疫力を最大限に引き上げ根本的に、妊娠しやすい身体を作り上げていく治療です。
例えば、ホルモンバランスが整っていない方、黄体機能不全の方などは、鍼灸治療によって自律神経のバランスを整え、症状を改善することができます。また、鍼灸治療を行うことでリラックスでき、不妊治療によるストレスを和らげる効果もあります。
不妊症の鍼治療の主な対象は器官疾患以外の不妊症(産婦人科の不妊
専門外来で不妊症スクリーニング検査は異常なし)と、妊娠しにくい体質の改善です。
鍼治療だけであっさり妊娠されることはよくあります。
不妊の原因や症状によって西洋医学と鍼治療の併用が有効です。併用により妊娠率を高めることができます。

東洋医学で身体機能のバランスを整えるという土台をつくり、その上に西洋医学の治療を行うことにより、副作用の少ない、身体にやさしい、よりよい効果が得られます。

現在の段階で不妊症に対して、鍼治療が100%完成された治療法とはまだ言えませんが、鍼治療による不妊治療の原理は有効だという、いくつかの有意義な研究発表がされています。
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  体外受精の前後に、女性の体をリラックスさせる鍼治療をすると、妊娠率が大幅に向上するという研究結果をドイツと中国の研究チームがまとめた。
 米生殖医療学会誌に掲載された報告によると、同チームは、体外受精を受ける女性百六十人を二 グループに分 け、一方には体外受精の際、受精卵を子宮に戻す前後に鍼治療を実施。残りのグループには、鍼治療をせず通常の体外受精を行った。
 その結果、鍼治療グループの妊娠率は42.5%に上り、通常治療の26.3%を大幅に上回った。
 体外受精の妊娠率は、高くても三割程度とされ、繰り返し治療を受けるカップルの精神的、金銭的な負担が問題になっている。
 妊娠率が向上する詳しい理由は分からないが、同学会のサンドラ・カーソン次期会長は「確実に検証されれば、妊娠率向上に役立つ手法になる可能性がある」と注目している。
 (2002年4月30日 讀賣新聞 夕刊)

加圧トレーニングで妊娠力を上げる

加圧トレーニングとは、腕・太股の付け根を適切な圧力で締めることで、血流を適度に制限するトレーニングのことで、血行促進、筋力アップ、若返り(成長ホルモンの増加)などに効果があります。詳しい効果は、HPの「加圧トレーニング」をご覧下さい。
ここでは、それらがどうして妊娠力アップにつながるのか、説明します。
加圧トレーニングで妊娠力を上げる
加圧トレーニングとは、腕・太股の付け根を適切な圧力で締めることで、血流を適度に制限するトレーニングのことで、血行促進、筋力アップ、若返り(成長ホルモンの増加)などに効果があります。詳しい効果は、HPの「加圧トレーニング」をご覧下さい。
ここでは、それらがどうして妊娠力アップにつながるのか、説明します。

①血行促進

妊娠に近づくためにセルフケアで実践すべきテーマとして、最も重要なものは何でしょうか?
それは、「血流をよくする」ことになると思います。不妊治療医の先生方は、口を揃えておっしゃることです。
実際に、冷えやストレスが、直接、妊娠しづらくさせることはありません。
冷えやストレスが血流を悪くすることで、妊娠する力が低下してしまうわけです。どのようなメカニズムになっているのでしょうか?
血流は、全ての臓器に、酸素や栄養素、ホルモン、免疫物質を運び、二酸化炭素や老廃物を運ぶ出しています。
つまり、血流は子宮や卵巣の唯一の”ライフライン”で、子宮や卵巣が働くために不可欠な物質を供給し、不要で有害な物質を排泄するという役割を血流が担っているというわけです。
ですから、血流が悪くなれば、当然のごとく、生殖器官の働きが低下し、その結果、妊娠しづらくなってしまうのです。
また、子宮や卵巣は全ての臓器の末端に位置するために血流が悪くなると、その影響を最も受けやすいという宿命にあります。
身体の末端に位置する手足の先端が冷えやすいのと同じことです。
さらに、卵巣の血流量が多いほど、卵胞の発育がよくなったり、排卵誘発剤の効き目がよくなること、子宮の血流量が多いほど、着床環境がよくなることは、多くの文献が報告するところです。
このように最重要テーマは「血流をよくすること」です。

②筋肉量アップ

先に、最重要テーマは血流をよくすることと書きましたが、そのためには、身体を冷やさないことが重要です。
卵子の中にはミトコンドリアという物質が多く存在しているのですが、ミトコンドリアは温めたほうがよく働き、卵子の育ちも良くなります。
身体を冷やさないためには、ぬるま湯にゆっくり浸かる、靴下を二重に履く、腹巻をするなど、身体の外から冷え対策をすることも大切ですが、自分の体内からの熱量をアップさせることもまた大切です。
実は、熱の生産量が最も多いのは筋肉なのです。だから、筋肉量を増やし、それを動かすことで、熱を生産できる体を作ります。
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また、不妊症の要因の一つである多嚢胞性卵巣症候群も、筋肉量の増加によって治療することができます。
多嚢胞性卵巣症候群には、インスリン抵抗性(インスリンが正常に働かなくなった状態)が深く関係していますが、このインスリン抵抗性を改善するには、筋肉の血流を増やすことや、筋肉量を増やす必要があるのです。
糖尿病患者さんに運動が必要だというゆえんはここにあります。

③成長ホルモンの増加

成長ホルモンは、子どもの成長に必要なもの、というイメージを持っていませんか?
実は成長ホルモンの働きはそれだけではなく、女性ホルモンの分泌を調整する働きを持つのです、妊娠しやすい体に不可欠な女性ホルモンの分泌にもかかわりを持っています。
成長のために必要な成長ホルモン(GH)は、視床下部の指令を受けて、脳下垂体から分泌されます。
成長ホルモン(growth hormone(GH))の刺激によって、インスリン様成長因子1(insulin-like growth factor-1(IGF-1)が、肝臓、骨、卵巣などにあるIGF-1受容体と結合して機能します。
IGF-1は卵巣にある受容体に結合すると、卵子を取り囲む細胞の増殖を促します。
IGF-1によって増殖した卵胞の細胞は、卵胞刺激ホルモン(FSH)) の 受容体(FSHを発現します。この受容体にFSHが結合するとFSHの機能が働きます
そうすると今度は、黄体刺激ホルモン(LH))の受容体(LHR)の発現が刺激され、LHと受容体とが結合し作用します。
↓この間、卵胞ホルモン(エストロゲン)は次第に増加し、排卵時には大量に分泌され、これがLHの分泌(LH surge)を促します。
つまりざっくり言うと
成長ホルモン → IGF-1 → FSH → LH
                    ↑
                 エストロゲン
となり、妊娠に不可欠なホルモンであるFSH、LH、エストロゲンの分泌には「成長ホルモン」の分泌が欠かせない、ということがわかります。

骨盤矯正で不妊治療

骨盤が歪むと、血液の流れが悪くなり、子宮や卵巣の機能が低下する場合や、子宮や卵巣が圧迫されたり、ねじれてしまったりする場合があり、不妊につながることがあります。機能が低下すると脳からのホルモン分泌の指令をうまく受けとれなくなるのも不妊につながります。骨盤の歪みによって引き起こされる血行不良や冷えが不妊を引き起こす可能性もあります。
当院の骨盤矯正では歪んだ骨盤を整えます、骨を動かすだけではなく筋肉や内臓、それらをつなぐ膜まで調整します。
そうすると、内臓のゆがみも自然に調整され、自然な動きを取り戻してきます。
骨盤が正しく使えれば、それにくっつく筋肉もバランスよく使えるようになります。
骨盤矯正で歪んだ骨を正しい位置に戻して、妊娠しやすい体を作っていきましょう。
このように当院では、お客様一人一人の状態に合わせて鍼灸・漢方・加圧トレーニング・骨盤矯正を総合的に組み合わせて、みなさまの妊娠をサポートいたします。
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