2018.8.23

臨床鍼灸スポーツフォーラムin埼玉に参加しました

みなさん、こんにちは!

8月19日の日曜日、さいたま市で行われた「平成30年 公益社団法人 日本鍼灸師会 第9回 臨床鍼灸スポーツフォーラムin埼玉」に出席させていただきました。

東京オリンピック・パラリンピックに向けてスポーツ鍼灸の現状と新たな展望・医療連携の確立と新たな展開というテーマで、鍼灸師と各専門医(肩専門、腰専門、膝専門、足専門等)分野のドクターの講演を聴講してきました。

最後に、加藤勝信厚生労働大臣の基調講演では、国民の健康保持増進に向けて、今後鍼灸に求められる役割についてお話がありました。

現在日本では、健康寿命を延ばし、健康寿命と平均寿命の差を小さくすることが求められています。そのためには、鍼灸などの東洋医学が大いに役立ちます。東洋医学の予防的な医療は、医療費の削減にもつながります。

また、健康意識の高まりに伴い、スポーツ分野に対して、鍼灸に対するニーズは拡大しています。2020年にはオリンピック・パラリンピックもあり、鍼灸の役割はますます大きくなっています。そういったニーズに応えられるよう、優秀なはり師・きゅう師が求められる、というお話でした。

鍼灸の役割が大きくなっていることを実感し、身の引き締まる思いでした。ドクターの方々のスポーツ障害についてのお話では、身体の各部位について専門的なお話を聞くことができ、大変勉強になりました。

フォーラム後の懇親会では、厚生労働大臣と直接お話することができました。鍼灸師が東洋医学の専門家として、鍼灸と漢方を両方扱えるような法整備についてお話させていただきました。

また、例えばアメリカでは、ほとんどの大学病院や総合病院でも鍼灸治療を受けられる体制が整っています。しかし日本では、そういった病院はほとんどありません。そういった制度面での対応として、厚生労働省でも統合医療を推進しているそうです。法整備についても、お力添えいただけるようお話することができました。頑張ってくださいと、激励の言葉をいただきました。

厚生労働省「統合医療」情報発信サイト)

 

以下が今回のプログラムでした。

〇シンポジウム1

「日本におけるスポーツ鍼灸の現状と課題」
スポーツ分野における鍼灸の学術的研究レビュー 筑波技術大学 講師  近藤 宏
筑波大学におけるスポーツ選手に対する鍼灸治療 筑波大学 東京オリンピック・パラリンピック総合推進室  宮本 俊和
ランナー・トライアスリートに対する鍼灸によるコンディショニングの実際 呉竹学園東洋医学臨床研究所 所長補佐  金子 泰久
長野オリンピック・パラリンピックの活動 長野県立長野盲学校 教諭  加藤 秀一
指定発言 東京オリンピック・パラリンピックに向けて 花田学園 AT総括部長  溝口 秀雪

〇県民公開講座

「あなたの自然治癒力を高める鍼灸治療の科学 ―自分でできるツボ健康法―」
実行委員長・埼玉医科大学 東洋医学科 講師山口 智

〇教育講演

「スポーツ外傷・障害の予防とその対策」 埼玉医科大学 整形外科教授 立花陽明

〇シンポジウム2

「スポーツ障害の臨床、最近の進歩 ―鍼灸治療に期待すること―」埼玉医科大学 整形外科教授 立花陽明
・肩関節のスポーツ障害  埼玉医科大学整形外科 講師 坂口 勝信
・腰部のスポーツ障害  早稲田大学スポーツ科学学術院 教授 金岡 恒治
・膝関節のスポーツ障害  小川赤十字病院 整形外科 部長 山崎克彦
・足関節のスポーツ障害  川口工業総合病院 副院長、整形外科部長 荻内隆司

〇基調講演

「国民の健康保持増進にむけて―期待する鍼灸治療 ―統合医療の新たなる展望―」

厚生労働大臣 加藤 勝信

α六甲道整骨院 鍼灸院
神戸六甲道漢方堂

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