2016.1.28

花粉症対策、お早めに!

みなさんこんにちは!

突然ですがみなさん、花粉はいつから飛んでいるかご存知ですか?実は、花粉症で多くの人を悩ませている「スギ花粉」は、来月、2月からもう飛び始めるのです。それも結構な量が飛びます。という事で今回は、花粉症対策について書きたいと思います。

 

【花粉症対策】

その1:マスク・メガネをする

これが一番手っ取り早くて簡単な方法かもしれません。厚生労働省のHPにも、マスク・メガネが有効であることが書かれています。

 

♦マスクの効果

鼻の中の花粉数で比べると、次のとおりとのこと。

マスクなし:1848個

⇒通常のマスク:537個(マスクなしに比べて約7割減)

⇒花粉症用マスク:304個(マスクなしに比べて約8割減)

花粉症用のマスクでは息苦しさを感じる方もいるようですが、通常のマスクだけでも効果はあるようです。

なお、マスクについては、サイズが合っていないなど、正しく着用されていないと効果が薄れてしまいます。自分の顔にぴったり合ったマスクを着用するようにしましょう。
♦メガネの効果
結膜の上の花粉数で比べると、次のとおりとのこと。
メガネなし:791個
 ⇒通常のメガネ:460個(メガネなしに比べて約4割減)
 ⇒花粉症用メガネ:280個(メガネなしに比べて約6割減)
だてメガネでも一定の効果があるようです。
コンタクトレンズは、花粉がレンズと結膜の間ですれてしまうため、メガネに替えることが推奨されています。

その2:アレルギー免疫療法(減感作療法)

アレルギー免疫療法(減感作療法)とは、花粉に対して免疫を付けて、花粉に反応しないようにするための療法です。
具体的には、微量のアレルゲンを舌下(舌下免疫療法)に投与したり、反復注射することでアレルギーの力を減らして、アレルゲンに対して反応しない状態にすることを言います。
薬やマスクなどのようにその場限りではなく、根本から発症を抑えることができます。注射による免疫療法の欠点を改善した新しい治療法として2014年10月からスギ花粉症2015年10月からはダニ(ハウスダスト)によるアレルギー性鼻炎の舌下免疫療法が保険適応になっています。1ヵ月あたり2,000~2,500円程度の負担(保険適応3割負担の場合)になります。長期間の治療が必要ですがおアレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎で困りの方は、一度専門医にご相談下さい。
今まで行われてきた皮下注射による免疫療法では、70%の有効性があります。3年以上治療を続けると、治療中止後5年後にも80~90%の効果が持続しています。
ただ、喘息の人や妊婦さん、特定の薬を服用している人など、免疫療法を受けられない人もいます。また副作用もないわけではないので、事前にアレルギー領域の専門医としっかり相談することが必要です。

 

 

 

その3:漢方•鍼灸治療

免疫療法はちょっとハードルが高い、または適応していないという方は、漢方や鍼灸がお勧めです。
西洋医学の場合、多くは出た症状を抑える対症療法になりますが、漢方治療の場合、症状そのものを抑える「標治法(ひょうちほう)」と、病気になりやすい体質を改善して病気になりにくい体を作る「本治法(ほんちほう)」に分かれます。
これは花粉症の治療に限らず、多くの漢方•鍼灸治療で共通する治療方針です。花粉症の場合では、鼻水や鼻づまり、くしゃみなどを治すのが「標治法(ひょうちほう)」、アレルギー体質を改善するのが「本治法(ほんちほう)」になります。
標治療に効く漢方として、小青竜湯・麻黄湯・麻黄附子細辛湯・五苓散などが挙げられます。
症状そのものに効く漢方と体質を根本から改善させる漢方•鍼灸を組み合わせて、アレルギーを根本から治療していきます。
お悩みの方は、お気軽にご相談ください。

 

 

 

 

 

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