こんにちは!
突然ですが、みなさんは東洋医学についてどれくらいご存知ですか?
今、日本だけでなく世界でも、東洋医学の力に注目が集まっています。
先日、NHKの「東洋医学 ホントのチカラ ~科学で迫る 鍼灸・漢方薬・ヨガ~」という番組で、東洋医学が取り上げられていました。鍼灸・漢方薬・ヨガの効果や、メカニズムを科学の力で徹底解明するという内容でした。西洋医学では手が届かない症状への解決策として用いられてきた東洋医学ですが、近年、最新科学を駆使した研究で続々と効果が確認され、医療現場への導入が広がっています。
内容が盛りだくさんでしたので、何回かに分けてお伝えしたいと思います。
今回は肩こりについてご紹介します。
番組では、肩こりに悩む女性たちに集まってもらい実証実験を行っていました。明治国際医療大学鍼灸学部の伊藤和憲教授が女性の肩のツボをチェックし、今度は二の腕のツボを押すと、4人中3人が二の腕のツボを押されて痛みを訴えました。伊藤先生が二の腕に鍼治療を施した女性は、今まで向けなかった後ろも向けるようになったと笑顔を見せていました。
東洋医学では「経絡」という考え方があり、痛みがツボのつながりを通じて別の場所に現れることがあります。主に14種類の経絡が治療に使われています。「経絡」という考え方は西洋医学でも注目され始めています。西洋医学では離れた痛みの原因となる場所を「トリガーポイント」と呼んでいますが、それがツボの場所と90%一致している、という説明をされていました。
北里大学 東洋医学総合研究所 内科医の伊藤剛先生が簡単にセルフケアができるツボを紹介されていました。肩こりのツボは肩甲骨の真ん中あたりにある「天宗」、腕の疲れなどにも効果があります。体重をかけると強い痛みのでる恐れがあるため、少しずつ負荷をかけていくのが良いです。
番組のHPにセルフケアできるツボが紹介されていますので、肩こりにお悩みの方は参考にしてみてください。