みなさん、こんにちは!
先日、知人の紹介で神戸のポートアイランドにあるチャイルド・ケモ・ハウスの見学をさせていただきました。
HPはこちら
チャイルド・ケモ・ハウスとは、「がんになっても笑顔で育つ!」をスローガンに掲げた、日本初の小児がん専門治療施設です。小児がんの子どもは、通常半年~1年の治療期間を要し、とても狭く窮屈な環境で暮らします。また、感染のリスクを回避するために、きょうだいとも会えず、家族がバラバラの生活を送ることを余儀なくされています。そこで、「家族がともに暮らしながら、家のような環境で小児がんの治療を受けることができる日本で初めての施設」として作られたのが『チャイルド・ケモ・ハウス』です。
小児がん患者の子どもたちとその家族のQOL(生活の質)に配慮した、病院と家の中間のような施設として設立されました。
チャイルド・ケモ・ハウスのHPより
当日は、動画(5分頃~)に出演している楠木先生に案内していただきました。楠木先生は東洋医学にも興味をお持ちで、小児はりの話についても真剣に耳を傾けてくださいました。「小児はりは『刺さない』鍼治療なので感染症の心配がないですね」と言っていただき、西洋医学と東洋医学を組み合わせた治療の方向性が少し見えたような気がします。
中の様子はこんな感じです。優しい光に包まれ、とてもきれいで静かな環境ですので、落ち着いて治療に取り組み日常生活を送ることができるだろうなと思いました。
キッチン付きで本当の家のように生活することができます。外から直接入室できる扉もあり、お仕事帰りの親御さんにとっても便利なつくりになっています。
以下の写真は「ぼんぼり光環境計画」のHPより。
照明や窓の配置などから、光へのこだわりも強く感じますね。
チャイルド・ケモ・ハウスは基本的に寄付で運営されていますが、まだまだ知名度が低く、持続的な運営のためには今後もより多くの方に知っていただく必要があります。時々、新聞やテレビのニュース番組でも取り上げられていますので、ぜひ調べてみてください。まずはみなさんに興味を持っていただくことが第一歩であると思っています。