みなさんこんにちは!
ついこの間年が明けたと思ったら、もう22日。早いですね。
さて、おととい心筋梗塞について書きました。その中の注意点として、入浴時の寒暖差について書いたのを覚えていますか?
今日はこの「入浴時の寒暖差」について、詳しく見ていこうと思います。
〇年間1万4000人が入浴中に事故死
日本人はお風呂好きといわれます。半面、入浴中の事故で亡くなる人は年間1万4000人を超えると推定され、とくに11月から3月の寒い季節の事故が多くなっています。年間1万4000人は交通事故による死亡者数を上回っています。このように日本で入浴中の事故死が多い理由は、熱いお湯に肩までつかる日本の入浴スタイルにあると指摘されています。
冬の入浴シーンを考えると、短い時間に皮膚が次々と大きな温度変化にさらされることがわかります。まず、暖かい部屋から暖房の効いていない脱衣室に入ったとしましょう。ここで裸になれば、寒くて鳥肌が立つでしょう。さらに、寒い浴室に入れば震えてしまいます。体温を逃すまいと血管は収縮し、血圧は上昇します。そして熱いお湯の中に歯を食いしばるようにしてつかると、血圧はさらに上昇します。お風呂に浸かって数分、やっと温まり出すと、血圧は今度は急激に下がり始めます。このように、裸の体を見舞う大きな温度変化は心臓や血管に強い影響を与えるのです。
〇安全な入浴のための心得
以上で紹介したように、寒い時期の入浴は危険と隣り合わせです。
それでは、そのような危険を回避するために、どのようなことに気を付ければよいのでしょうか?いくつか紹介したいと思います。
1、脱衣所、浴室を温めておく
脱衣所は暖房やヒーターで暖めておきましょう。また、浴槽にお湯を張るときに高い位置からシャワーで入れると、湯気で浴室が暖まります。また、高齢者の方で家族と同居している方は、浴室が暖まっている2番目以降に入ると良いでしょう。
2、熱いお湯にいきなり入らない
お湯の温度は41度以下が適切です。入るときは、お湯を手足からかけ始めて肩、背中へとかけてお湯の熱さに体をなじませてから、湯船にゆっくりとつかっていくようにしましょう。さらに肩までどっぷりつかるより、みぞおちくらいまでの半身浴にしておくと、水圧による心臓への負担を軽くすることができます。
3、入浴前後に水分補給
入浴して汗をかくと、体の水分量が減り、血液がどろどろになり、血栓ができやすくなります。これを防ぐためにも、入浴前後にコップ1杯ほどの水を飲んで水分補給しておくと安心です。
4、起きてすぐ入浴しない
朝の8時くらいまでは体が睡眠から覚醒へ変わっていく時間帯で、血圧や脈拍の調節が万全ではありません。睡眠中の発汗で血液も粘っこくなっていますから、そんな状態での入浴は大変に危険です。目覚めて1時間くらいのんびりしてから入浴するようにしてください。
いかがでしたか?
寒くて体が冷えてしまいがちな冬は、1日の終わりにお風呂で体を温めて、湯船でほっこりと一息つくのを楽しみにしている方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか。
安全な入浴を心がけて、幸せなお風呂タイムを楽しみたいですね。
明日は入浴剤についてです。