みなさん、こんにちは!
昨日、大阪で開催された日本小児はり学会「第11回学術集会」に参加してきました。
会員による症例をもとにした学術的な発表や報告に始まり、桜美林大学の山口創教授による特別講演や、公益財団法人未来工学研究所の主任研究員・小野直哉先生による教育講演など、非常に充実した内容でした。
日本だけでなく、アジアや欧米をはじめとした世界各国で日本の鍼灸や小児はりがどういう位置づけにあるのかを確認した上で、今後「日本の資源(医療資源、文化資源、知的資源)」として小児はりの有用性をいかに普及していくか、ということが改めて課題として認識されました。
小児はりの価値や有用性を普及していくためには、それらを証明するための科学的なエビデンス(証拠)が何よりも重要です。一人ひとりの患者さまに向き合い治療実績を積み上げていくという道程は、言わずもがな日々の地道な努力の積み重ねになりますが、私もその一端を担う者としての自覚を持ち、小児はりを通して次世代の健全育成に寄与したいと考えています。