みなさん、こんにちは!
3/12(日)に新大阪で行われた第39回子宝カウンセラーの会に参加してきました。
胚培養の第一人者である、英ウィメンズクリニック研究開発部門主任の大月純子先生のお話が非常に興味深かったです。
印象的だったのは、胚培養に使用するミネラルオイルの酸化に関するお話でした。ミネラルオイルに限らず、油は光(日光や蛍光灯の光など)に当たることで急速に過酸化(通常の酸化よりも酸素原子が多く化合すること)が進むそうです。また、揚げ物をする際、何度か同じ油を使用することがあるかもしれませんが、一度使用した油は非常に過酸化しているそうです。過酸化した油を多く摂取すると体内の活性酸素が増え、細胞が酸化して老化や病気の原因となります。もちろん身体の老化が進みますので不妊の一因ともなります。
油や油を使用した製品の取り扱いについて、家庭で気を付けることとしては、
- 揚げ物を摂りすぎない
- 油は冷暗所に保存する
- 揚げ物油は毎回新しいものを使用する
といったことが挙げられます。劣化した油の摂取による影響は即座に現れるのではなく、小さな影響がじわじわと蓄積して後に大きな症状となって現れます。ですから日々の食事は本当に大切です。なかでもスナック菓子は特に、酸化・過酸化度合に関する国の安全基準の数値が高く定められているため、より過酸化した食品といえます。スナック菓子などを食べ過ぎているな、と思われる方は今日から気を付けてみてください。
また、油ものを摂りすぎると肥満につながりますが、BMIが高いと妊活を阻害する可能性があります。今、妊活や不妊治療をされている方、また今後妊娠を望まれる方は、ぜひバランスの良い食事と適度な運動を心がけてくださいね。健康な身体づくりは妊活の第一歩です。もし食事や運動について分からないことがありましたら、身体に良い食材や効果的な運動方法などに関してアドバイスをさせていただきますので、お気軽に当院までお問い合わせください。