みなさんこんにちは!
最近雨の日が続いていますね。洗濯に苦労しているのではないでしょうか。
さて、今日は「肌のシミはなぜできるのか」について書きたいと思います。
一言で言うと、シミはメラニン色素が沈着してできます。
肌の表皮は、角化細胞と色素細胞などで出来ており、紫外線を浴びると、色素細胞が黒褐色のメラニン色素を作りだします。
メラニン色素は、角化細胞に受け渡され、肌全体の色が次第に濃くなっていきます。これが、日焼けですね。
通常は、日焼けした表皮は時間がたてばもとに戻ります。表皮の底の部分で作られた角化細胞が徐々に表面へと押し上げられていき、やがてアカとなって剥がれ落ちるからです。これが俗に言う、「ターンオーバー」ですね。
しかし、加齢などが原因で、局所的にターンオーバーの周期が遅くなったり、色素細胞がメラニン色素を過剰に作ってしまったりすることがあります。
するとそこだけメラニン色素が滞留し沈着してしまいます。これが、シミになるというわけです。
ターンオーバーの異常は、老化のほか、ストレスや睡眠不足などでも生じます。
予防策としては、やはり紫外線を浴びないようにすること、どうしても紫外線を浴びる場合は、日焼け止めを効果的に塗ることです。
顔に塗るときは、額、両頬、顎、鼻にのせ、内側から外側に向かって隅々まで延ばし、最後に首筋にもなじませましょう。耳の後ろやうなじにも、忘れずにつけたいでところです。
腕や脚に塗るときは、日焼け止めをライン状にのせて、それをらせんを描くように延ばすと良いですよ。
なお、シミの予防に効果がある漢方薬として、「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」,「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」,「桃核承気湯(とうかくじょうきとう)」,「柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)」,「麻杏薏甘湯(まきょうよくかんとう)」,「四物湯(しもつとう)」などがあります。
いずれも、血の巡りを良くする効果のある漢方です。当院でも取り扱っているので、シミを予防したいという方、お気軽にお問い合わせくださいね。
それでは、紫外線対策をしっかりして、夏を乗り切りましょう!