みなさん、こんにちは!
9月18日(火)に開催された、第6回PMDA戦略相談連携セミナーに参加しました。
まず、厚生労働省 医薬・生活衛生局 医療機器審査管理課の宮坂 知幸 氏から、「医療機器をめぐる最近の規制動向について(遠隔診療、薬事・保険連携相談等)」の講演がありました。
遠隔医療に関して、通知による明確化事項の紹介があり、最新の法的解釈について知ることができました。
現在、国家戦略特区では、実験的にテレビ電話での遠隔服薬指導が行われています。今後全国に広がっていくのではないでしょうか。
次に、Emtele Oy 上席副社長 Ms. Hanna Ekman(フィンランド)とEmtele Oy スペシャリスト Mr. Henrik Ibsen(デンマーク)から、「遠隔医療~北欧での導入事例」の講演がありました。
北欧では、遠隔システムの導入により、糖尿病、高血圧、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、精神疾患の患者さんや妊婦さんなどの、医療費の削減、救急処置室を訪れる人数の減少、入院の回数や日数の削減などの実績につながっているそうです。アジアでは、タイのバンコクでも導入されているそうです。日本でも、こういったシステムを導入し、予防的な観点からも医療費の削減などにつなげていけたら良いと思いました。
最後に、独立行政法人医薬品医療機器総合機構 関西支部 支部長の岸 達生 氏から、「PMDA関西支部の活用について」の講演がありました。
PMDA関西支部により、関西でも薬事戦略相談などが受けられるそうです。大学や研究機関、ベンチャー企業はテレビ会議システムを無料で利用できるそうなので、関西からもっとベンチャー企業が出て、日本の医療を変えていってほしいと思いました。