ペップトークという言葉を耳にしたことがあるでしょうか。
米国では人を勇気づけ励ます話法として教育現場やスポーツ指導、ビジネスの現場でも活用されています。
日本でも学校で活用される機会が増えつつあり、子どもの自己肯定感や親子関係にも良い影響が期待できるそうです。
ペップトークの進め方として、以下のステップがあります。
ステップ1(準備):子どもの目標や感情を理解し、共感する。子どもが何を感じているのか、何を目指しているのかを知ることで、適切な励ましの言葉をかける準備をします
ステップ2(行動):ポジティブな言葉で具体的に伝える。例えば、「君ならできるよ!」や「頑張っているね!」といった具体的な言葉で子どもを励まします。
ステップ3(行動):子どもの行動に応じた言葉をかける。子どもが努力している姿を見たら、その努力を認める言葉をかけます。例えば、「一生懸命やっているね!」や「その調子だよ!」といった言葉です。
ステップ4(行動):具体的な行動を褒める。子どもが達成したことや、努力の結果を具体的に褒めます。例えば、「今日は宿題を全部終わらせたね、すごいね!」といった言葉です。
子育て中の当院スタッフは子どもとどうやったらもっと円滑にコミュニケーションを取れるか日々考えていて、最近コーチングというレッスンを受け始めました。
毎日のように子どもに同じことを注意していて、どう伝えたらわかってくれるんだろう…と悩んでいますが、
コーチングのメソッドを取り入れたらどう変わっていくのか、というのが今は楽しみです。
子どもの心身の健康というのはとても大切であり、当院に小児はりを受けに来る子どもたちが治療の効果を最大限に引き出すためには、心のケアも重要です。
忙しいパパ、ママにはこの4ステップを意識するのはハードルが高いかもしれません。
その場合はまず「ありがとう」という機会を増やしてみてはいかがでしょうか。
「〇〇ちゃんがいてくれて助かった」など、子どもは誰かの役に立てたという自己有用感が得られ、自己肯定感を育む土台になります。
子どもたちの自己肯定感を高め、より健康で幸せな生活を送る手助けをしましょう。