2023.7.19
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「子宮内膜症」発症、歯周病菌が関与!?
名古屋大学は、子宮内膜症の発症を促す細菌「フソバクテリウム」を同定し、抗生剤治療が子宮内膜症の非ホルモン性新規治療薬となる可能性を発見したと発表しています。
「子宮内膜症」は、月経のある女性の10人に1人が発症する身近な病気で、月経痛や不妊につながるそうです。従来のホルモン剤内服や手術療法は副作用や再発率に課題があるため、新しい治療法が求められていました。
通常は、口内などに存在するこの細菌が、血流などを通じて子宮に感染した結果、子宮内膜症の発症を促進させていると考えられています。
この研究チームでは抗菌薬の臨床研究も始めており、抗菌薬で細菌を除去できれば、新たな治療法につながる可能性があるということです。
2023年月18日(火曜日)夕刊 読売新聞より