バクテリオファージという言葉を耳にしたことはありますか?
バクテリオファージとは、ニキビ治療において注目されている新しいアプローチです。
細菌に感染して内部に入り込み、自己複製を行いながら細菌を破壊するウイルスで、人の細胞には感染しないため安全性が高いとされています。
私自身10代から20代前半までひどいニキビに悩まされ、
皮膚科で処方された薬が私には効かなかったため様々な商品を試しては効果がなく落ち込むという繰り返しで、ニキビが治まった後も今度はニキビ跡に随分悩み気にしていました。
思春期の特に周りの目が気になる年頃のニキビは人と比べてしまって悩んでいる方が多いのではないでしょうか。
大阪公立大は、バクテリオファージを用いた国内初の臨床研究を今年3月から開始し、2025年3月までの約1年かけて医学的に検証すると発表しました。
ファージが含まれた市販の美容液を12歳以上のニキビ患者15人に1日2回3か月間塗ってもらい、ニキビの数や変化のほか、かぶれや痛みの有無なども検証するそうです。
ファージを使った医薬品は、既にロシアや東欧では胃腸薬や消毒薬などが実用化されています。
価格が安く、狙った菌だけを排除できるのが長所ですが、ファージは培養に手間がかかることや効果の高い抗菌薬が普及していることから、日本では実用化に向けた研究がほとんど行われていませんでした。
抗菌薬が効かない多剤耐性菌が次々と出現している近年、ニキビ治療だけでなく様々な病気に対するファージ療法の確立が期待されています。
治療の切り札として、国内実用化を目指した大変重要な臨床研究だそうで、その結果がどうなるのか気になりますね。
当院では様々な漢方を取り扱っており、それぞれの体質、症状によってお勧めのものが様々です。
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