京都大学は、細胞を組み立てて立体的な組織を作る「バイオ3Dプリンター」を使って、傷ついた指の神経を治療することに成功しました。
これまで指などの神経が傷ついた患者は自分の足や前腕の神経を患部に移して治療していましたが、神経を採取した部分に痛みを感じたり、感覚がなくなるなどの課題がありました。ほかにも治療の手法がありますが、効果が低く、バイオ3Dプリンターを用いた治療の有用性が期待されています。
5~7年以内の実用化を目指すとのことですが、治療費の高さが課題となりそうです。近い未来、治療法が大きく変革していくかもしれません。
日本経済新聞より