起立性調節障害は、思春期前後の小児に多く見られる症状です。
毎朝、起きられない!
起きても頭痛、めまい、動悸や失神等の症状でこれらは自律神経の機能失調です。 人の身体は、起立すると重力によって血液が下半身に貯留し、静脈を経て心臓へ戻る血液量が減少し血圧が低下します。この状態を防ぐため、自律神経系の一つである交感神経が興奮して下半身の血管を収縮させ、心臓へ戻る血液量を増やし、血圧を維持します。
しかし、自律神経の機能が低下するとこのメカニズムが働かず、血圧が低下し脳血流が減少するため、多彩な症状が現れます。特にお子さんの場合は症状にとても気付きにくいのです。午後になるにつれて血圧が上昇して元気になってくるからです。ですので、朝は眠たくてサボっているように思えてしまいます。
寝つきが悪い、倦怠感、立ち眩み、イライラしやすい、動悸、息切れ、失神発作、乗り物酔い、顔色が優れない、ストレスを感じると気分が悪くなったり、風邪でもないのに発熱をおこしたりします。
初期症状はすごくわかりにくく見落としがちです。
夕方には元気になっている場合が多く、その為サボっていると親も勘違いしてしまい、子供にとってそれがストレスとなり症状の悪化を招いてしまう場合も多く見受けられます。
そのような症状があれば、何より先にお子様に寄り添ってあげてくださいね。
朝、起きづらい、頭痛がする、めまいなどの症状が見られたら先ずは鍼灸で血流を良くして筋緊張の緩和と自律神経のバランスにアプローチをしてみてください。
当院でも治療を行っておりますので、是非ご相談下さい。