政府が近く取りまとめる不妊予防支援対策について、
月経痛などの女性の不調と支援として、
自治体や学校の行う健康診断の関係項目追加を検討することや、
養護教諭や産業医らの研修を強化することを柱となっていることが判明しました。
中には生理前の不調(PMS)に悩む
女性アスリート対策も盛り込んでいるといいます。
菅内閣は少子化対策の一環として、
不妊治療への助成拡充や保険適用化を打ち出しています。
それと同時に、女性特有の様々な体調不良について相談・診療しやすい環境を整備することで
不妊対策につなげる考えだと言います。
▼不妊予防支援対策のポイント
・自治体や学校の健康診断に月経痛などの項目追加を検討
・学校の養護教諭らへの研修強化
・トップアスリート向けに定期の健診や面談のルール化
・中高生のアスリート健康課題を把握するための実態調査
▼月経痛について
月経は、要らなくなった子宮内膜が血液と一緒に排出される状態です。
この時、子宮は子宮口から経血を押し出そうと子宮の筋肉が収縮します。
この収縮の時に起こるのが月経痛です。
子宮の炎症や、ストレス、疲労、睡眠不足、自律神経の乱れ、冷え、食生活の乱れなどで
血流が悪くなると、月経痛は起きやすくなります。
このように、月経痛は不妊の原因となる子宮内膜症や子宮筋腫に伴って起きる場合があります。
厚生労働省によると、20~30代の女性夜久800万人が月経痛に苦しんでおり、
早期発見や重症化予防などの重要性が高まっているのです。
これから不妊が社会で可視化され、十分な支援対策が行われるようになり、
若いうちから自分の身体のことを知る機会が得られるような世の中になることを願っています。
(以下は参考記事)